ヒップ ジョイント

今日は、私の(現在の)股関節のことを書きます。

4年前の夏、私はある理学療法士さんと運命的な出会いをしました。
  〜残念ながら、恋に落ちたわけではありませんが(笑)〜

銀座で松本深圧院 ル・サロン銀座を主宰する松本先生です。
何気なくネットで股関節関連の情報を見ていた時、
偶然見つけたのが先生のブログ股関節痛は怖くないでした。
そこでは、変形性股関節症に対する先生の考え方が熱く語られていて
そのすべてが、私にとっては斬新でナルホド!と納得するものばかりでした。
そして、そのブログに出会った数日後、これまた偶然、
患者さんにキャンセルが出て、
急きょ私が診て頂けることになったのです。

当時もう既に予約が取りにくい状況になっていた先生の施術を
こうも簡単に受けられるとは、神様のお引き合わせだとしか思えません。
  〜私は、無神論者ですが都合の良い時だけ、神様が出てきます〜

当時の私は、患足に負担をかけてはいけないと
「歩かない」「重いものは持たない」を徹底して、
まさに私の性格にピッタリのぐ〜たら生活に浸っておりました。
股関節に負担をかけるとどんどん軟骨がすり減って、
ついには歩けなくなり車いすの生活になる・・・と本気で思っていたのです。

ところが先生は「tomoさんは股関節に炎症がなく、
筋肉もほぼ元気な状態だから歩いて良いよ〜」と仰ったのでした。
先生のこの言葉が、私のその後の生活を大きく変えることになりました。


早速、4センチある脚長差を調整するため、
専門家に補高靴を作ってもらい、少しずつ歩き始めました。

先生のおっしゃる通り、股関節の痛みも腰痛も出ないのです。
「筋肉が柔らかく元気な状態なら、股関節にどんどん体重をかけても大丈夫」
と言う事を身をもって体験したのでした。


歩くことが怖くなくなった私には、次なる目標が出来ました。
「通訳案内士になること」でした。


人間とは強欲なもので(いや、私だけか?)元気に歩けるようになると
今度は、綺麗に歩きたい、そして脚長差も何とかしたい・・
という思いが強くなりました。
脚長差をなくすには、人工股関節に置換するしか方法はありません。
整形外科医の中には、痛みがない患者に人工股関節を置換することに
反対される先生もいらっしゃいます。


このまま生活を工夫すれば一生温存出来るかも知れない、という思いと
股関節の可動域があるうちに思いきって手術をした方が良いという思い。
この2つの選択肢の間で随分悩みました。


結局、20歳代後半から続けている茶道をより長く楽しむために
そして、いつか通訳案内士になった時、お客様に不要な気遣いを
かけることなく仕事をするために、私は手術の道を選んだのでした。


私が手術をしようと決めた理由の一つには、
これまた素晴らしい整形外科医との出会いがあったのですが
これは、また日を改めてお話ししたいと思います。

長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。