変形性股関節症とのお付き合い

今は、ほとんど痛みもなく 元気に毎日を過ごしている私ですが
かつては、かなりの痛みに悩まされた日々もありました。
今日は、私の「幼少時代からの股関節症歴」を
少しお話ししたいと思います。

乳児期に先天性股関節脱臼でギブス固定をしていたことは、両親から
聞いていましたし、小学校5年の時に骨切り術を受けたことも、
はっきりと覚えています。
その時の手術で自分では完治したと思っていて、
事実、学生時代は登山やテニス、ダイビング等、
何でも自由に楽しむことが出来ました。

「私は、股関節にハンディがあるんだ〜」と再認識したのは山での滑落事故以来。
テニス、登山はそれ以降できなくなりました。
それでも日常生活はなんの不自由もなく過ごせ、
26才で結婚し、すぐに2人の子供にも恵まれました。

変形性股関節症の方によくあることですが、痛みが出始めたのは
2人目を出産後。今から約23年前です。
喉元過ぎればなんとやらで、今ではあまり思い出すこともないのですが、
激しい痛さと思うように動けない悔しさで、夜ベットに入ると
思わず涙がこぼれることもありました。

病院に行っても「変形性股関節症の末期だが年齢的にまだ人工には早すぎる。」
と痛み止めを処方されるだけで、何の治療もなし。
嫌でしたね〜この「末期」という言葉の響き。。。
多くの方は、お医者さんのこの言葉を聞くだけでガクッと気を落とされることでしょう。
ところが・・・根っからのド根性の持ち主、私めはこんな言葉に負けてなるものか〜と
それ以降、今回手術をして頂くお医者様に巡り合うまで、
一度も整形を受診することはありませんでした。
でも実際の痛みは「ど根性物語」だけでは、どうもこうも治まってくれません。

腕が良いといわれる整体師さん、接骨院カイロプラクティックなどなど
ありとあらゆる事を試しました。
そういう苦しい時期は、3〜4年(いや、もっとかも?)続いたと思いますが
いつの間にか、痛みが少なくなっていたのです。
今振り返って、痛みを取るために何が良かったのか、
色々なことを同時に試していたので特定できないのですが、
銀座の松本先生が仰る通り、その頃、私の股関節は
「安定期」に入ったのだと思うのです。

痛みが取れてからも、日常生活には細心の注意を払って
「歩かない、重いものは持たない、冷やさない」を徹底し、
患足に加重することは、なるべく控えていました。
股関節の痛みは無くなったものの、脚長差から来る腰痛は常にありました。
腰痛ともサヨナラできたのは、約4年前松本先生との出会いののちでした。
 (それ以降〜手術を決めるまで、については10月12日付の記事をご覧ください)

手術を決めた今は、軽い筋トレと簡単な住環境の整備をしています。
来週半ばに、術前検査の為、主治医の診察を受ける予定です。
先生に了承を得た上で、病院選びの事などを少しづつお話ししたいと思います。