至福の時
今日からいよいよお茶の稽古再開です。
入院の2日前に点前をしたのが最後だったので実に四カ月ぶり。
今日、私が稽古したのは四ヶ伝の唐物という点前。
30〜40分ほどの点前ですが、身体が楽に動いてとても
気持ち良く点前が出来ました。
頭の中には何の雑念もなく、ただただ美味しいお茶を点てることだけに
神経を集中させる・・・お茶をしていてまさにこの時こそが至福の時で
もう最高に気持ちのよい幸せなひと時でした。
術前、点前の最中によく鳴っていた「コキコキ」という
股関節が擦れ合うような音は全くしませんでした。
お茶の点前に独特な所作もほとんどにおいて問題なし。
(今日の点前では必要ありませんでしたが、真の礼はできません。)
先月末、ご挨拶に伺った時は色々な思いが胸に込み上げてきて、
思わず師匠の前で涙を流した私でしたが、
今日は師匠が「手術してまだ四カ月しか経ってへんのに
唐物の点前をこんなに楽にできるんやな〜。嬉しな〜。涙が出るな〜」
としみじみ、そして 心から喜んで下さいました。
弟子の回復を御自分のことのように喜んで下さる
師匠の慈愛に満ちたお言葉に、(今日は涙をぐっとこらえましたが)
胸がジーンと熱くなりました。
今日も約五時間、点前をしたり水屋手伝いをしたりと
立ったり座ったりを 何回も繰り返しました。
多分スクワット50回分くらいの筋トレにはなっているでしょう。
今のところ、腰痛や筋肉痛は出ていませんが
今夜は、しっかり筋肉をほぐしてあげなくてはね〜!