物欲
今日は、お茶の友達と奈良で唯一のデパート（笑）、近○百貨店へ行ってきました。
ここでは、先週末からある陶芸作家さんの茶陶展が開催されています。
私が所属する支部の先生方が交代で添釜をされているので
目の保養も兼ねて伺い、一服頂戴して来ました。
２〜３年に一度同じ作家先生の茶陶展がこのデパートで開かれますが
年を追うごとに、素晴らしい作品が多くなっています。
そして、当然の事ながらお値段も年を追うごとにご立派！？になりました。
気の置けない茶友は「tomoさ〜ん、快気祝いにお茶碗でも一つ頂いたら〜？」
などと 冗談を言います。
ところが、不思議なことに私はこんなに良いお道具を見ても
以前ほど欲しいと思わないのです。
モチロン、たとえ欲しいと思っても私の懐具合では
手も足も出ない作品ばかりなのですが。。。
話は逸れますが、そう言えばグアムへ行った時も
自分用にブランド品は何も買って来なかったし 欲しいとも思わなかったな〜。
以前から物欲はそう強い方ではなかったと（自分では）思うけれど、
このところ特に、何か（生活に必要なもの以外）を買いたい〜
と思うことが少なくなりました。
思うに私のこの心境の変化は、世の中の自粛ムードに影響されたものではなく
手術後の心と体の変化によるものではないか・・・と。
上手く表現できないんだけど、手術後、
どこか自分の中でひと皮むけた〜というか、
価値観が微妙に変化した〜というか。。。
常に自分自身が「元気になったこの足さえあれば、それで充分〜。」
というような満足感というか幸福感に包まれているのです。
元気に歩るくことができ、そして元気に生活できることが
どれだけ有難いことか、入院生活を経験して初めて判ったのかも知れません。
スミマセン。語彙と表現力が貧弱でこれ以上、
皆さんにお分かり頂けるような言葉が浮かんできません。
ま、そういう心の変化もあって、今日は何も欲しいとも思わず
茶陶展のあとは、友達と美味しいコーヒーを飲みながらお喋りしまくりで
楽しい時間を過ごしてきました。
