精神的な影響

私が、このブログを綴っているのは
人工股関節の手術を お勧めしたいからではありません。


手術を迷っていらっしゃる方、或いは手術を決めてその準備をされている方々に 
私の経験が少しでも何かのお役にたてれば・・・と考えているだけです。


一度、人工にしてしまえば 再置換の可能性、脱臼や感染症の危険性、
禁忌動作など 幾つかの制約(リスク)が生じます。
そのような リスクを差し引いてでも人工にしようとするなら
それなりの覚悟が必要だとも思います。



昨日のお茶の稽古で、またまた師匠から予期せぬお言葉を頂戴しました。
「最近のtomoさんの点前、余裕と自信が出て来たね〜」と。


昨日 稽古したのは、「奥伝」、つまり師匠からの口伝のみによって
伝えられる点前で 順序を追うというより、精神性がものをいう点前だと
私は、思っています。


この点前の稽古中は、師匠は弟子の所作を直されることは
ほとんどなく、じっとご覧になっているのみ。
最後に、2〜3の注意点や感想を仰います。
昨日は、その最後の感想の中で 仰ったのが上のお言葉でした。


点前に余裕が出たのは、自分でも判ります。
それは、手術をしてから、お茶にまつわる所作がし易くなったから。。。
なにせ、太ももの付け根から膝までの長さが 左右で4センチも
違ったのだから、何かにつけて点前はし辛かった。
今から思えば、よく頑張りましたよ、私〜。


今、その不自由さがほぼなくなったのだから、そりゃ〜余裕も生まれますよね。


で、私が驚いたのは、「自信が出て来た」という師匠のお言葉でした。
自分でも気付かぬうちに どこか卑屈になっていたのでしょうか。
「卑屈」という言葉は、あまり好きではありませんが
「諦め」だったり「うらやみ」だったり・・・
自分では、精一杯 前を向いて頑張っていたつもりでも
どこかで「自信のない」私、が居たのでしょうね。


期せずして 「奥伝」という精神性が映しだされるような点前を稽古し、
師匠から前述のようなお言葉を頂き、初めて「手術後」の精神的な影響の大きさに気付いたという次第です。


な〜んか、今日の話、お題にたどり着くまで 回りくどかったね〜。
時間のない中、読んで下さった方々、ゴメンナサイ。


これからは、「端的さ」を心がけます。ハイ。




にほんブログ村 病気ブログ 股関節症・股関節脱臼へ

にほんブログ村